作曲に音楽理論は必要?独学で始める初心者のためのタイプ別診断と続け方のコツ

楽曲

音楽を作ることに興味が湧くと、学校でも習った「音楽理論」についての存在に触れ始めると思います。

すんなり理論が頭に入ってくるタイプ理論がなくても曲を作れるタイプ、また、「作曲を始めてみたいけれど、音楽理論ってやっぱり勉強しないとダメなのかな…」と少し抵抗を感じるタイプと分かれると思います。

DTMやギター、ピアノなどを買って作曲に挑戦しようとしたとき、多くの方が一度は立ち止まってしまうこともあります。難しいコード理論や楽譜の読み方を前にして、始める前から諦めてしまいそうになることもあるかもしれません。

結論からお伝えすると、音楽理論は「絶対に守らなければいけない絶対ルール」ではありません。言うならば、曲作りに迷ったときに助けてくれる「地図」のような存在です。

この記事では、独学で作曲を始めたい初心者さんに向けて、音楽理論が必要なタイプ後回しで良いタイプの診断や、無理なく作曲を長く続けるためのステップについてやさしくお話していきます。

あなたはどっち?作曲を始める前のタイプ別診断

音楽理論との付き合い方は、人それぞれの性格や制作スタイルによって変わってきます。まずは、ご自身がどちらのタイプに近いかチェックしてみましょう。

① 先に学んだ方が挫折しにくい「理論派タイプ」

ロジカルに物事を考えるのが好きな方は、最初に少しだけ理論を学んでおくと安心して作業を進められます。

  • 特徴: 「なぜこの音が心地よいのか」という仕組みを知りたい/最短で1曲を形にしたい
  • メリット: 「次にどんなコードを繋げばいいか」が分かるため、途中で迷子になりにくく、挫折を防ぐことができます。

「仕組みが分かると安心できる」というタイプの方は、最小限のコード理論から触れてみるのがおすすめです。

プロのエピソード:山下達郎さん

日本のポップス界の巨匠・山下達郎さんは、緻密な音楽理論と複雑なコード進行を極めていることで知られています。理論に裏打ちされた高度なアンサンブルやコード展開があるからこそ、何年経っても色あせない名曲の数々を生み出し続けることができているのですね。

「仕組みが分かると安心できる」というタイプの方は、山下さんのように最小限のコード理論から触れてみるのがおすすめです。

② まずは触ってみるのが正解の「後回しタイプ」

感覚やひらめきを大切にしたい方は、最初は理論のことなんてすっかり忘れてしまって大丈夫です。

  • 特徴: 直感で音を鳴らすのが好き/難しい勉強から入るとワクワク感が消えてしまう
  • メリット: 型にはまらない、自由で思い切ったメロディやアイデアが生まれやすくなります。

「まずは楽器を触って音を出してみたい!」という方は、知識よりも自分の耳とワク爽やかさを優先して進めていきましょう。

プロのエピソード:ポール・マッカートニーさん(元ザ・ビートルズ)

世界で最も成功した作曲家の一人であるポール・マッカートニーは、ビートルズ時代に楽譜の読み書きや難しい音楽理論をほとんど知らなかったと言われています。

それでも頭の中で鳴っている美しいメロディやコードを耳と感覚だけで探し出し、数々の歴史的名曲を作り上げました。

「まずは楽器を触って音を出してみたい!」という方は、ポールのように知識よりも自分の耳とワクワク感を優先して進めていきましょう。

初心者が無理なく曲作りを「続ける」ためのロードマップ

どちらのタイプであっても、一番大切なのは「途中でつらくならずに、楽しく曲作りを続けること」です。ここでは、無理なくステップアップしていくための流れをご紹介します。

ステップ1:まずは「自由に気軽に」音を鳴らしてみる

最初は「完璧な曲」を作ろうとしなくて大丈夫です。キーボードを適当に叩いてみたり、口ずさんだ鼻歌を録音してみたりして、「音を作る楽しさ」を味わってみましょう。短いフレーズが1つできるだけでも、立派な作曲の第一歩です。

ステップ2:つまずいたら「最小限の理論」を味方にする

自由に作っていて「いつも同じような曲になってしまう」「展開が行き詰まってしまった」と感じた時こそが、理論の学びどきです。

最初は「ドレミファソラシド(メジャースケール)」と「基本のコード(ダイアトニックコード)」という最小限の知識だけで十分です。

独学でコツコツ調べるのも楽しいですし、もし独学に限界を感じたときは、音楽教室やスクールなどでプロに教わってみるのも効率的な手段のひとつです。

【補足】無理に覚える必要なし!現代の「便利ツール」に頼るのも手

実は現代の作曲ソフト(DAW)には、音楽理論をサポートしてくれる機能がたくさん備わっています。

音を外さないようにキーを固定してくれる機能や、指一本で綺麗なコードを鳴らしてくれるプラグインなどを使えば、理論を知らなくてもプロのような響きを作ることができます。

「難しいことはツールにお任せする」というのも、現代ならではのスマートな作曲スタイルですね。

脱・初心者!自分だけの「個性」を出すためのステップ

曲作りに慣れて理論も少しずつ覚えていくと、整った綺麗な曲が作れるようになってきます。しかし、ここで1つの壁にぶつかることがあります。それは「なんだか無難で、どこかで聴いたような曲になってしまう」ということです。

理論をきっちり守りすぎると、曲からあなただけの「個性」が薄れてしまうことがあります。そんなときに試してほしいのが、「少し崩す」というテクニックです。

理論を一通り理解した上で、あえて「1音だけ理論から外れた音を入れてみる」「少し変な展開にしてみる」といったイタズラを仕掛けてみましょう。その「ルール破り」こそが、聴き手の耳に残るあなただけの魅力(フック)になります。

「崩し」で個性を出すアーティストたち

  • 椎名林檎さん:あえて不安になる音(テンションコード)を重ねる
    椎名林檎さんの楽曲は、一見すると綺麗に整ったメロディの裏で、理論上は「ちょっと不気味・不協和音スレスレ」とされる複雑な音があえて重ねられています。

    この「綺麗なメロディと、少し怪しいコードの引っかかり」こそが、一度聴いたら忘れられない彼女独特の世界観を生み出しているのです。
  • 米津玄師さん:あえてキー(音階)から外れた音をアクセントにする
    米津玄師さんの『Lemon』などの名曲では、曲のキー(使って良い音の範囲)から「あえて1音だけ外れた音」をメロディやコードのアクセントとして落とし込んでいます。

    理論通りの「綺麗な響き」の中に一瞬だけ「毒(違和感)」を混ぜることで、聴く人の心を強く揺さぶる切なさを表現しているのですね。

まとめ:音楽理論は「縛られるもの」ではなく「表現を自由にするもの」

音楽理論は、あなたを型にはめるためのルールブックではなく、あなたの思い描く世界を自由に表現するための道具です。

「先に学んでから作る」のも「作ってから必要に応じて学ぶ」のも、どちらも素晴らしいアプローチです。ご自身のペースで、楽しむことを一番にして今日から一歩を踏み出してみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございます! この記事を読んで、あなたは「先に学ぶ派」「後回しにする派」のどちらに近いと感じましたか?

「こんな曲を作ってみたい!」「ここでつまずいています」など、どんなことでも構いませんので、ぜひ下のコメント欄で教えていただけたらとても嬉しいです!皆様からのコメントをお待ちしております。

楽曲

コメント

スポンサーリンク
シェアする
yuukiをフォローする
ダルベール ハッコートカゲ Music Lab
タイトルとURLをコピーしました