【DTM初心者】鼻歌メロディーにコード(伴奏)をつける4ステップ♪耳コピ知識を活かす作曲のコツ

音楽

楽器を手にして曲をつくり始めた頃、つまづいたのが、「頭の中で良いメロディが浮かんだ!」「鼻歌で曲を作ってみた!」というところで、「あれ? これにどうやってコード(伴奏)を付ければいいんだろう…?」とピタッと手が止まってしまったこと。皆さんもそんな経験ありませんか?

メロディにぴったり合うコード(伴奏)をつける作業は「伴奏付け」や「裏付け」と呼ばれ、作曲においてとてもワクワクする瞬間。

一見難しそうに思えるかもしれませんが、実は前回解説した「耳コピ」の知識(キーやルート音など)があれば、簡単な手順でコードを付けることができるのです。

今回は、DTM・作曲初心者の方に向けて、自分の作ったメロディに自然なコードをつける基本的な4つのステップを分かりやすく解説していきます。

なぜメロディにコードがつかないの?初心者が迷うポイント

自分で作ったメロディにコードを合わせようとして、「なんだか音がぶつかって変な感じがする…」と悩んでしまうのは、珍しいことではないんです。

主な原因は、「メロディのキー(調)」と「コードのキー」がずれてしまっていること

音楽には、その曲の土台となる「キー(調)」が存在します。たとえば「Cメジャーキー(ハ長調)」なら、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ の音を中心に構成されています。

メロディがCメジャーキーなのに、まったく関係のないキーのコード(例えばF♯など)を鳴らしてしまうと、音がぶつかって不協和音のように聞こえてしまうことがあるのですね。

まずは「今作っているメロディがどのキーにいるのか」を把握することが、コード付けの第一歩になります。

ステップ1:メロディの「キー(調)」を特定しよう

コードをつける前に、まずは自分のメロディの「キー」を探してみましょう。耳コピのときと同じように、鍵盤やギターを使って音を確かめていきます。

最後の音や落ち着く音(トニック)を探す

鼻歌で歌ったメロディの「最後の音」や、歌っていて「ここで曲が終わるとしっくりくるな」と感じる音に注目してみてください。

多くの場合、その「一番落ち着く音(主音/トニック)」がキーの基準になります。

  • 最後の音が「」で落ち着く感じがする ➔ Cメジャーキー の可能性が高い
  • 最後の音が「」でちょっと切ない感じがする ➔ Aマイナーキー の可能性が高い

キーが特定できれば、そのキーでよく使われる「ダイアトニックコード」という基本の7つのコードセットが見えてきます。

ステップ2:基本となる「ダイアトニックコード」を用意する

キーが決まったら、使えるコードの選択肢を一気に絞り込むことができます。

例えば、Cメジャーキーの場合、基本となる主要なダイアトニックコード(三和音)は以下の7つです。

  1. C(ド・ミ・ソ)
  2. Dm(レ・ファ・ラ)
  3. Em(ミ・ソ・シ)
  4. F(ファ・ラ・ド)
  5. G(ソ・シ・レ)
  6. Am(ラ・ド・ミ)
  7. Bm(♭5)(シ・レ・ファ)※最初はあまり使わなくてOKです

初心者の方は、まずこの中から「C」「F」「G」「Am」の4つのコードを中心に使ってみるのがおすすめです。これらは「主要コード」や「よく使うコード」と呼ばれ、ポップスでも頻繁に登場する万能な組み合わせです。

ステップ3:メロディの「強い音」とコードの音を照らし合わせよう

いよいよメロディにコードを割り当てていきます。ここでのポイントは、メロディの中で長く伸ばしている音や、小節の頭にある音(強い音)に着目することです。

例:メロディの伸ばす音が「ミ」の場合

メロディの伸ばしている音が「」だったとします。先ほどのCメジャーキーのコードの中で、「ミ」の音を含んでいるコードを探してみましょう。

  • C(ド・・ソ) ➔ 「ミ」が入っている!
  • Em・ソ・シ) ➔ 「ミ」が入っている!
  • Am(ラ・ド・) ➔ 「ミ」が入っている!

このように、「C」「Em」「Am」のどれかを合わせると、メロディの「ミ」とコードの構成音が重なり、綺麗に響きやすくなります。

実際にDTMのピアノロールに入力したり、楽器で鳴らしてみて、「一番しっくりくる響き」「自分が表現したい雰囲気に近いもの」を選んでみてくださいね。

ステップ4:王道のコード進行パターンにあてはめてみよう

「1音ずつコードを探すのが少し大変…」という場合は、プロの楽曲でもよく使われている「王道のコード進行(コードの順番)」にメロディをのせてみるのも手軽でおすすめな方法です。

メロディの雰囲気に合わせて、以下の定番進行を試してみてください。

明るく王道な雰囲気(カノン進行風)

  • コード順:C ➔ G ➔ Am ➔ Em (または F)
  • 明るく展開し、どこか親しみやすさと感動を与える王道の組み合わせです。

ちょっと切なくエモい雰囲気(小悪魔コード進行・王道進行など)

  • コード順:F ➔ G ➔ Em ➔ Am
  • J-POPやアニメソングなどで非常に多く使われる、少し切なくてドラマチックな展開を作れる進行です。

メロディをループ再生させながら、これらのコード進行を鳴らしてみると、「あ!ぴったりハマった!」という瞬間に出会えることがありますよ。

鼻歌録音の秘訣

少し話はそれますが、外出中などに、ふとメロディーが浮かんだときに便利なスマホやICレコーダー。鼻歌を録音することってあると思います。

もちろんメロディー、ギターのリフ、リズムパターンなどいろいろありますが、特にメロディーを録音する時はベース音を歌ってから、その続きにメロディーを録音しておくことをおすすめします。

実は、メロディーが浮かんだときには同時にコードも浮かんでいるときがあります。メロディーが例えばドミソ、ドミソと同じパターンを繰り返していて、コードやベースやコードが展開することで世界観や感動がともなっていることも。

自分も、鼻歌メロディーを聴き返して「もっとよかったのに?」と、相当な数のアイデアがボツになった後で、このベース音の重要性に気が付きました。

夜中に録音した鼻歌メロディーが、朝起きて聴き返したときに「ん?」ということが多い場合にも、このベースの展開が大事だったということもあるので、是非試してみてください。

まとめ:まずはシンプルな音から伴奏付けを楽しもう♪

今回は、鼻歌などで作ったメロディにコードをつけるための基本ステップをご紹介しました。

  1. メロディの「キー」を特定する
  2. ダイアトニックコード(C, F, G, Amなど)を用意する
  3. メロディの強い音を含んだコードを選ぶ
  4. 定番のコード進行にあてはめてみる

最初から完璧なコード進行を目指す必要はありません。まずはベース音(ルート音)だけをメロディに合わせて鳴らしてみたり、シンプルな3つの音のコード(トライアド)から合わせていくのがおすすめです。

耳コピで養った「音を聴き取る感覚」を活かしながら、ぜひご自身の作ったメロディに素敵な伴奏をつけてあげてくださいね

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