Acoustic Guitar SpecAcoustic Guitar Spec


<<  Morris Acostic Guitar MD201N Spec   >>


タイプ ドレッドノート
ボディトップ スプルース
サイド&バック マホガニー
ネック ナトー
指板&ブリッジ ローズウッド

材質、パーツについて
アコギの構造や木材、パーツについて。アコギの最大の魅力であり特徴は何といっても生音。基本的にアコギはアンプを使わずにギター本体で音を出すので、非常に良く響く構造になっています。軽くぶつけた時は、それだけでもコーンと響くのでちょっとドキッとします。また、部屋で弾くにはかなりの音量がありますので、お気をつけ下さい。
アコギのサウンドを決定付けるのが”材質”です。アコギは大きく分けて4つのパーツで形成されていて、それぞれトップ(表面板)、サイド(横板)、バック(裏板)、ネックとなります。その内トップ、サイド、バックの材の組み合わせによってサウンドも変化します。

トップ材
MD201Nもそうですが、一般的にトップにはスプルース(松)がよく使われています。さらにスプルースにも種類があり、”シトカ・スプルース”や”イングルマン・スプルース””ジャーマン・スプルース”など、それぞれ音質にも特徴があります。

ちなみに普通の人で木目を見て○○スプルースと判断するのはかなり困難です。スプルースの特徴はやや硬質でハッキリとした音色です。弾き込む程に鳴りが良くなると言われています。

 その他によく使われるのがセダー(杉)です。スプルースに比べると柔らかく、温もりのある音色でクラシック・ギターに多く使われています。スプルースと同じ様に”レッド・セダー”や”ホワイト・セダー”などの種類があります。

 
 

サイド&バック材
サイドとバックには基本的に同じ材が使われます。代表的なのは”ローズウッド”と”マホガニー”。縦縞の木目が特徴のローズウッドは余韻が綺麗に残り、低音から高音までのバランスが良く、アコギのサイド&バック材としては一番ポピュラーです。単純に言うとスプルースとローズウッドの組み合わせが一番アコギらしい音ではないかと思います。マホガニーは中音域が強くカラッとした歯切れの良いサウンドが特徴。また、ギターに使われる材の王様と言えるのが”ハカランダ“。種類的にはローズウッドに分類され、俗に”ローズウッド”と呼ばれるものは”インディアン・ローズウッド”、”ブラジリアン・ローズウッド”がハカランダと呼ばれています。現在は輸出入に制限があり、非常に希少な材の為、高額なギターにしか使われません。ハカランダ仕様のギターは若者から年輩の方までの憧れの的になっています。 その他にも、高音が強く硬質で明るい音色が特徴の”メイプル“や、キラキラとした余韻の中に温もりを感じさせ、ウクレレに多く使われる”コア“など様々な種類がありますが、材による音の違いは好みの問題で、良し悪しではありません。実際に弾いて比べるのが良いと思います。

ギター選びについて

実際アコギを選ぶにあたってのチェック・ポイントが大事になってきます。
実はここが最初にして最大の難関かもしれません。

初めてのアコギを選ぶにあたって、一番重視するべきなのは”弾きやすさ”ではないかと思います。アコギの弾きやすさのポイントとして、まず挙げられるのが”弦高“。弦高とは”弦”と”弦を押さえる指板”との間の事です。一般的に弦高は低い方が弦を押さえる時に力を入れずに済むので弾きやすくなります。エレキに比べて、アコギは元々弦高が高めなので、今までエレキを弾いていた方もこの辺を要チェックです。

そして次にチェックするのは弦高とも密接な関係にあり、弾きやすさにも多大な影響を与える重要なパーツ”ネック“。実際に店頭でネックを握って頂ければ分かると思いますが、ネックには太い物や細い物、半円を描く物(Uネック)や三角型の物(Vネック)など様々な形があります。演奏する際はこのネックを握って弦を押さえるので自分の手に合った形を選びたいところですが、どの形が良いかは人それぞれ好みがあります。一般的には細めのネックが握りやすいと言われてますので、最初は細めから試すのも良いのではないでしょうか。

次のチェック・ポイントは”ボディ・サイズ“。一見すると同じ様に見えるアコギですが、実は色々な種類があります。ボディ・サイズによってサウンド、抱えやすさ、そしてもちろんルックスにも大きな違いが現れます。主要なサイズは3タイプあり、1つ目は”ドレッドノウト“タイプ。一般的にはアコギと言うとこのサイズが有名です。やや幅があり、くびれの浅いボディでストロークやフィンガー・ピッキングなど、どんなスタイルにも対応できるオールマイティなサイズです。
2つ目は”OOO(トリプル・オー)”タイプ。小さめのボディが特徴で、女性の方や小柄な方に弾きやすいサイズと云えます。かのエリック・クラプトンもこのタイプを愛用しています。
3つ目は”ジャンボ“タイプ。名前からも分かる通り、大きいボディが特徴です。サイズが大きい分、奥行きのある深めのサウンドを楽しめます。それぞれの特性やルックスの好みで選んで下さい。一般的にOOOタイプはフィンガー・ピッキング、ジャンボ・タイプにはストロークが向いているとも言われていますが、演奏スタイルも人それぞれ。自分なりのスタイルを探すのも楽器演奏の醍醐味のひとつだと思います。

aco_g_sky01

ジャケットのイメージの影響か秋になると頻繁に聴くようになるCDの中の一枚に『Secrets of the Beehive』がある。

 

関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。