【事例紹介】音とともに未来を守る、世界のミュージシャンたち
「地球環境を守ろう」という動きは、世界中の音楽シーンでも大きく広がりを見せています。大切な環境や自然を守るために声を上げ、行動を起こしている先輩ミュージシャンたちの素敵な事例をご紹介します。
坂本龍一(日本)
日本の誇る音楽家・坂本龍一さんは、早くから環境問題に着目し、森林保全団体「more trees(モア・ツリーズ)」を設立されました。
国内外での植林活動や国産材の活用を呼びかけたほか、自身のライブでも太陽光発電による電力を使用するなど、「音楽×環境」の取り組みを体現されたパイオニアです。
Jack Johnson(ジャック・ジョンソン / アメリカ)
サーファーでありミュージシャンでもあるジャック・ジョンソンは、自身のツアーで使い捨てプラスチックを全面的に廃止。
ツアー会場には無料の給水ステーションを設置し、ライブ会場で発生するCO2を相殺するための寄付を行うなど、サステナブルなライブツアーのモデルを作り上げました。
The 1975(イギリス)
人気バンドのThe 1975は、「チケットが1枚売れるごとに1本の木を植える」というプロジェクトを実施。
さらに、無駄な衣類生産を減らすため、新しいツアーTシャツを作る代わりに「ファンが持参した古着にその場で新デザインをプリントする」という斬新なアイデアで環境配慮を呼びかけました。
Coldplay(コールドプレイ / イギリス)
コールドプレイは、世界ツアーにおけるCO2排出量を過去のツアーより50%以上削減するという高い目標を掲げました。
観客が跳びはねる振動で発電する「キネティック・フロア」やエアロバイクを会場に設置し、ファンと一緒にライブの電力を生み出すというワクワクする取り組みを行っています。
彼らのように、音楽を通じて環境への想いを届ける姿は、とても刺激的で勇気をもらえますよね。
地球からの SOS に応える!音楽家・リスナーができる環境アクション【3ステップ】
大切な自然を守るための環境アクションは「プロの大物アーティストだからできるのでは?」と思ってしまうかもしれません。
ですが、私たちアマチュアミュージシャンやDTMer、そして音楽を愛するリスナーにも、日常の中で無理なくできるアクションがたくさんあります。できることからステップ順に一緒に試してみましょう。
Step 1:メッセージの発信と仲間づくり(一番はじめやすい第一歩)
まず私たちが今日からすぐに始められるのが、言葉を通じた発信です。
- ライブのMCやSNS、ブログで「最近の暑さや雨の降り方」「緑の大切さ」について触れてみる
- 自分が普段やっている身近なエコの工夫(マイボトル持参など)を写真とともに投稿してみる
大好きなアーティストや仲間が日常会話の中で「最近、木陰が減って暑いよね」「地球に優しい選択をしよう」と語っていると、それを聞いたファンやリスナーの心にも「自分も気をつけようかな」という優しい気持ちが芽生えます。
完璧なお話をする必要はなく、「自然が好き」「大切な環境を守りたい」という等身大の気持ちを言葉にするだけで、共感の輪(仲間)は確実に広がっていくと思います。

Step 2:日々の音楽活動・機材のグリーン化(個人・DTMer・宅録)
次は、日々の練習や音楽制作の場面でできる工夫です。自宅で作業するDTMerの方や個人練習でも取り入れられるアイデアがたくさんあります。
- 乾電池を「充電池(エネループ等)」に変える エフェクターやアコースティックギターのプリアンプ、ワイヤレス機器などで使う使い捨て乾電池を充電池に変えるだけでも、ゴミの削減とエネルギー節約になります。
- スタジオや楽屋にマイボトルを持参する リハーサルや録音の際、ペットボトルを何本も買う代わりにマイボトルを持っていく習慣をつけてみましょう。
- サステナブルな機材・小物の選択 ピックをリサイクルプラスチック製や竹製・木製のものにしてみたり、ストラップにオーガニックコットンや再生ポリエステル製のものを選んでみるのも素敵です。
また、希少な木材を使った楽器の背景に関心を持ったり、中古機材を大切にメンテナンスして長く使い続けることも素晴らしい環境行動です。
Step 3:イベントやライブでの環境アクション(ライブ活動者・主催者)
イベントを企画したり、ライブハウスで活動している方は、一歩踏み込んだグリーン・ライブに挑戦してみるのもおすすめです。
- チラシのペーパーレス化 イベントのフライヤー(チラシ)を大量印刷する代わりに、QRコードを活用してデジタルパンフレット化したり、SNSでの宣伝に切り替えて紙の消費を抑えます。
- 環境配慮型のグッズ展開 物販のTシャツにオーガニックコットンを採用したり、個包装のプラスチック袋を減らす工夫をしてみましょう。
- 音楽を通じたドネーション(寄付)「チケット売上やCD、物販の収益の一部を、植林活動を行っているNPOへ寄付する」といった取り組みも魅力的です。
「CDを1枚買うと、1本の木が植えられます」といったメッセージは、ファンにとっても一緒に環境貢献ができる嬉しいきっかけになります。

まとめ:音楽の力で、緑豊かな未来へ
以前の頃と比べると、私たちの暮らす環境は少し厳しくなってしまったかもしれません。
ですが、アスファルトで覆われた街にもう一度緑を取り戻し、自然を大切にする気持ちを育てていくことは、今からでも遅くはないと思います。
1人の100歩よりも、音楽を通じて100人が踏み出す1歩のほうが、ずっと大きな未来を変える力になります。
大切な楽器を響かせ、大好きな音楽をずっと楽しんでいくために……まずは今日のMCやSNSでの「小さなひとこと」から、メッセージを届けることを、みなさんと一緒にできたらと思っています。
日頃の音楽活動の中で、環境のために意識していることや「これなら出来そう!」と思ったアイデアはありますか?ぜひコメント欄で教えていただけたら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

