DTMに関心をもって情報を見ていると、次々と新しいシンセの登場を目にしますね。自分自身も、これまでいろいろなソフトシンセを試してきたのですが、なかなか自分の思う通りの音が作るのは難しいと思っていました。
そんな試行錯誤の末に、やっと「これだ」と落ち着くことができたのが、ソフトウェアのシンセ「Vital」です。
実際に数年使っていますが、無料とは思えないほどのクオリティで、今や多くのトラックメイカーに愛されているシンセで、素晴らしい機能に本当に感動したので、その魅力をお話ししてみたいと思います。
「Vital」に惹かれた理由
以前は「Synth1」なども触ってみたのですが、当時の自分の求めていた音や方向性が合わず、音作りを深めきれないまま、しばらくソフトシンセから離れていました。
でも、音楽制作を続ける中で、やっぱりEDMやベースミュージックのような、SerumやMassiveが出すようなグリッチーで太いワブルベースの音にさらなるシンセの可能性を感じていました。
何か自分でも扱えて、自分の作りたい世界に合うシンセはないか、と探しているときに出会ったのが「Vital」でした。
調べてみると、ネット上にも解説や情報がたくさんあって、「これなら自分でも調べながら進められそうだな」と思ったのが最初のきっかけです。
Vitalって無料?気になるプランと導入方法
これから使ってみようというタイミングで気になるのが「無料で使えるの?」というところだと思います。
Vitalには無料の「Basic」版から、有料の「Plus」「Pro」版までいくつかのプランが用意されています。驚いたのが、無料のBasic版であっても、機能制限が少しでほとんどフルで使えるという太っ腹な仕様です。
公式サイトからアカウントを作ってダウンロードするだけで、すぐに自分のDAW(Ableton Liveなど)で立ち上げることができました。
海外サイトからのダウンロードや導入も、思っていたよりスムーズで安心感がありました。有料版ではプリセットやウェーブテーブルの数がさらに増えますが、まずは無料版から気軽に試せるのが本当に嬉しいところです。
使ってみて驚愕!ここまで作り込めるの?
実際にVitalをインストールして触ってみたとき、まず驚いたのはその機能の素晴らしさです。
「無料のソフトシンセ」というイメージだったので、正直どこか妥協点があるんだろうな……と思っていたのですが、全く違いました。
派手な電子音だけでなく、弦楽器のような繊細な響きや、金属的な硬質感のあるリアルな音まで、自分のイメージ通りに作り込めました。
これなら自分のやりたかった音色が作れるかもしれない、と思わせてくれて「これでいける!」と確信できたシンセでした。
豊富なプリセット
ネット上にもVitalを愛用している人は多く、プリセットの音色を販売、配布、共有しているサイトも多数見かけます。例えば、下記のサイトでは無料でプリセットをダウンロードできるので利用してみるのもいいと思います。
はじめに好みのプリセットをダウンロード、自分のVitalに読み込ませて、音がどのように作られているか見るのも参考になります。YouTubeでも音色の作り方の動画が見られるのも勉強になります。
充実したオシレーター数と強力な機能で音作りが無限大に
実際に触ってみてすごいと思ったのが、音作りの心臓部であるオシレーターの充実ぶりです。
Vitalには最大3つまでのオシレーターを同時に使うことができ、それぞれにウェーブテーブル(音の波形)をロードして自由に変形させることができます。
さらに、波形を削ったり歪ませたりする「Wavetable Effect」や多数のエフェクト類まで標準装備され、自分の好きなサンプリングファイルを読み込んでオリジナルの音を作ったりすることもできます。
さらに、音をうねらせたり変化させたりするLFOも複数(最大8つまで)用意されていて、複雑なモジュレーションを組むことができます。
それだけでなく、演奏の強弱を伝えるベロシティーやアフタータッチにもしっかり対応しているので、鍵盤を弾いたときの表現力も妥協がありません。
「無料のソフトシンセ」というイメージだったので、ここまで本格的な音作りができる環境が整っているのには本当に驚きました。
派手な電子音だけでなく、弦楽器のような繊細な響きや、金属的な硬質感のあるリアルな音まで、自分のイメージ通りにぐんぐん作り込める手応えを感じています。
直感的なUIと一気に楽しくなる「モジュレーション」
実際のところ、使いはじめたときは、たくさんのノブやタブが並んでいて、正直「うわ、難しそう……」と少しひるんでしまいました。
でも、調べながらパラメータの意味や、音をうねらせたり変化させたりする「モジュレーション」の仕組みが少しずつ分かってくるにつれて楽しさも比例して増えてきました。
パラメータをドラッグ&ドロップするだけで、画面上のグラフィックがグニャッと視覚的に動くのが本当に分かりやすくて、仕組みを理解できたときには、思わず感動しました。
難しそうだと思っていた壁を越えられた瞬間から、音作りが急に楽しくなって、「次はこういう音を出してみたい!」と時間を忘れて没頭できるようになりました。
まとめ:これからの相棒として長く付き合えるシンセ
いろいろなソフトシンセを見て回って、遠回りもしましたが、やっと「Vital」という素晴らしいシンセに落ち着くことができました。
無料でここまでの環境が手に入るのは、本当にすごい時代だなと実感しています。「これから新しい音作りに挑戦してみたい」という方には、自信を持っておすすめしたいシンセサイザーです。
みなさんは、普段お気に入りのソフトシンセはありますか? もし、Vitalを使っているよ!という方がいたら、お気に入りの使い方や好きなポイントなど、ぜひコメント欄で教えてもらえると嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。



