新曲、完成!!


新曲がついに完成しました!

タイトルは「青蝉と8つの空」です。

試聴用の音源(90秒ですが)よかったらどうぞ。※音量にご注意ください。

今日まで曲のできあがりまでをアップしてきました!

『新曲アコースティックギターレコーディング』

『新曲リズムOK!』

『ピアノとシンセと風鈴の音を追加』

『新曲コーラス編集完了』

その後、ボーカルレコーディングを済ませ、ミックスダウンを経てマスタリングという流れで新曲がついに完了しました!!

実を言うと初めての試みがたくさんあって(シンプル風なのにトラック数も40以上!例えばレジ袋と輪ゴムを使いリズム音源にしたり)、とても時間がかかりました。

その甲斐あって、楽器や機材の特性について勉強にもなったし、わかったこともたくさんあり、方法論についても引き出しが増えてよかった。

その間、この曲はどんどんかたちを変え、惑わされることもあり、他の曲に分裂するなど、とてもわんぱくでした。作ったというより作らされた感じで、ある意味生命力のある曲だと思います。

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テーマの中の一つ「蝉」について、この曲を作るにあたり随分考えました。蝉自身が鳴いているときの感情や長い間いた土からでて、羽ができて飛べた時の気持ちなど…。

昔にも曇鸞大師が蝉の身になっていたようで「ケイ蛄(けいこ)春秋を識らず、伊虫(いちゅう)あに朱陽の節を知らんや」

というとても深いお言葉があります…

7年間、土の中で過ごしている蝉の幼虫は他の季節を目にすることのないまま、成虫として「夏」と認識することなく約一週間を地上で過ごし、この世を去ってゆくという話。この場合の「蝉」に自分や国をあてはめて考えると、知らないことを知ることでさまざまな方向性が見えてくるということのようです。

蝉は、人間の想像力をはるかに超えて、土の中でも四季をはじめ、いろいろな物事は見えているのではないかと想像しています。

曲については夏と蝉と恋愛をテーマに、切なくも希望のもてる詩と爽やかな曲調に仕上がっていると思います。主人公はホントは生きているのか?地上には出ているのか?死に際?彼女の行方は?と曇鸞大師の次の次くらいに深い内容になっている『青蝉と8つの空』。これからの時期にピッタリかと思う今日この頃です。

 

 

 青蝉と8つの空 

何度も描いた青空 見える

流れてく風と暑さがじゃれた

ゆれ踊る陽炎飛び越え行くよ

露出度を上げて太陽が笑う

はしゃぐ君の影映った気がして

ただ見つめていた君のいない夏

甘い香りと眩しい風

飛び回るよ青い空を

そう君と

昇りつめてく白い雲に

飛び乗って漂うときが

きっと来る

その時を思いながら

空の中へ

月明かりに星草の葉ゆれる

たくさんのストーリー君にあげたい

朝日が街染めてウインクしたら

高らかに歌おう喜びのメロディー

上昇気流に飛び乗って

奇跡超えて君のもとへ

まっすぐに

歌の響きだけを残して

風の色も変わってくだろう

滲むように

でも続いてゆく

僕らの夏 青く青い

空の中へ 君と共に

何度も描いた青空 見える


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