カッコをつけずに言うと、曲を作りたいと思っているのに、なかなか作業が進まない。そんな時期や経験があります。
特に「よい曲を作ろう」と考えれば考えるほど、気持ちの上でもハードルができて、焦ってしまうこともありますよね。
ところが最近、自分の作曲についてあらためて考えてみたところ、少し違うことに気づきました。メロディーそのものは、意外と作れているのです。
問題は、そのメロディーを次の作業につなげられていないことでした。
そしてもう一つ、曲作りをしていて感じることがあります。それは、力みすぎると、かえって自分らしいメロディーが出てこなくなるということ。
今回は、そんなときに自分がどのように対処しているのか、受け止め方や考え方、そして曲作りを前に進めるためのちょっとしたコツについてお話ししたいと思います。
「作らなければ」と力むほど、メロディーが出てこない
曲を作ろうとするとき、「今日は絶対にメロディーを作ろう」「何か良いものを思いつかなければ」と考えてしまうことがあります。でも、そうやって力んでいると、なかなかメロディーが出てきません。
これは、眠れないときと少し似ているような気がします。「早く眠らなければ」と思えば思うほど、目が冴えてしまう。
それと同じように、「早く良いメロディーを作らなければ」と考えるほど、頭の中が固くなってしまうように感じます。
そんなときは、無理に作ろうとしないことも大切なのかもしれません。

対処方法①:メロディーが浮かばないときは、いったん離れる
曲を作っていて煮詰まったときは、いったん音楽から離れてみます。「今日中に作らなければ」と考えるのではなく、「今は浮かばないから、また後でいい」くらいに考えてみる。そして、外へ出かけたり、別のことをしたりします。
例えば、自転車に乗っているとき、あるいは、シャワーを浴びているとき。そんな、作曲とは直接関係のない時間に、突然メロディーが浮かんでくることがあります。
「あ、このメロディーいいかもしれない」と、頭の中に自然に出てくるのです。自分で必死に考えているときには出てこなかったのに、リラックスしていると自然に浮かんでくる。
これは、とても興味深いことでした。もちろん、いつもメロディーが浮かんでくるわけではありません。何も思いつかない日もあります。
でも、それも悪いことではないと思うようになりました。
対処方法②:リラックスすることも、曲作りの一部なのかもしれない
曲作りというと、以前の自分にとっては「楽器の前に座って考えること」でした。でも今は、それだけではないと思っています。
自転車に乗る、シャワーを浴びる、散歩をする、何となくぼんやりする。そんな時間も、もしかすると曲作りの一部なのかもしれません。
リラックスしているときにアイデアが浮かぶことは、自分自身でも何度か経験しています。もちろん、「リラックスすれば必ず良い曲が作れる」という話ではありません。
ただ、自分自身の経験としては、力んでいるときよりも、少し肩の力が抜けているときのほうが、自然にメロディーが出てくることがあります。
もし今、曲が作れなくて悩んでいるなら、一度「作らなければ」という気持ちを手放してみるのもいいかもしれません。
例えば、机の前から離れてみることだったり、外へ出てみる、お風呂やシャワーに入ってみる、何か別のことをしてみる。そして、頭の中に音楽が戻ってくるのを少し待ってみる。それだけで、何かが変わることがあります。

メロディーは「待つ」だけではない
ただ、メロディーが自然に浮かんでくるのを待っているだけではありません。何も浮かばないときは、意図的にメロディーを作ってみることもできます。
そのときは、最初から素晴らしいメロディーを作ろうとはしません。できるだけシンプルなものから始めます。
例えば、短いフレーズを作ってみる。
「ちょっと違うな」と思っても、そこでやめない。
- 音を一つ変えてみる
- リズムを少し変えてみる
- 音の上がり下がりを変えてみる
- フレーズの最後を変えてみる
そうやって細かいところを少しずつ変えていくと、最初は気に入らなかったメロディーが、だんだん自分の好きなものに変わっていくことがあります。
だから最近は、最初から良いメロディーを作らなくてもいいと思っています。
シンプルなものから始めて、後から育てていけばいい。これは、今の自分にとって大切な考え方になっています。
せっかく浮かんだメロディーを忘れてしまう
ここまで書いてきて、実は自分でも残念に思っていることがあります。それは、せっかくメロディーが浮かんでも、その後の録音につなげることを怠ってしまうことです。
例えば、自転車に乗っているときにメロディーが浮かんだとして「これはいいかもしれない」と思い、頭の中で何度も繰り返します。「家に帰ってから録音しよう」そう思って、そのままに。
ところが、家に着いてちょっとしたことをしている間に、メロディーを思い出せなくなってしまう。そんなことが多々あります。
今思えば、スマートフォンに鼻歌でも録音しておけばよかったのです。完璧な録音である必要はありません。音質も必要ありません。鼻歌でもいい。短いフレーズだけでもいい。
大切なのは、その瞬間に浮かんだメロディーを残しておくことです。これは、これから自分でも改善したいと思っています。
「メロディーを作る」と「曲にする」は別の作業
今回、自分の作曲について考えていて気づいたのは、メロディーを思いつくことと、それを曲にすることは、別の作業なのだということでした。
以前は、「メロディーが浮かばないから曲が作れない」と思っていました。でも実際には、メロディーが浮かぶことはあります。
意図的に作ることもできます。問題は、その後です。
浮かんだメロディーを録音する。保存する。後から聴き返す。そこからコードを考える。リズムをつける。構成を考える。そうやって少しずつ、一つの曲になっていきます。
だから、曲作りで悩んでいるときには、「どうすれば良いメロディーが浮かぶだろう」だけではなく、
「浮かんだメロディーを、どうやって次の作業につなげようか」と考えることも大切なのだと思います。
対処方法③:これからは、思いついたら録音する
今の自分にとって、これから改善したいことはとてもシンプルです。メロディーが浮かんだら、できるだけ早く録音する。
スマートフォンに鼻歌で録音してもいいですし、短いフレーズだけでもいい、多少音程が不正確でもいい。
大切なのは、完成した音源を作ることではありません。その瞬間に浮かんだものを、未来の自分に渡しておく。そう考えると、録音することの意味も少し変わってきます。
その場では使えるかどうかわからなくても、後から聴いてみたら、「この部分は使えそうだな」と思うかもしれません。そこから新しい曲が始まる可能性もあります。
まとめ:リラックスして、大きく深呼吸
曲が作れないと悩んでいるとき、本当に必要なのは、無理に何かを生み出すことではないのかもしれません。
力むのではなく、少し力を抜いてみる。一度離れてみる。リラックスしてみる。シンプルなメロディーから始めてみる。そして、浮かんだものをきちんと残しておく。
そうした小さなことの積み重ねが、いつか一曲の音楽につながっていくのだと思います。自分自身も、まだその途中にいます。だからこれからも、焦らずに音楽と向き合っていきたいと思います。
もし、なかなか曲作りが進まないという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。偉大なミュージシャンの考え方から、曲作りのヒントをもらえるかもしれません。
「私も曲やメロディー作りが進まないことがあります」「こんな方法で対処しています」「こんなアプリやグッズが便利でした」など、感想やおすすめがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください。
この記事が、みなさんの音楽ライフをさらに楽しく、充実させるきっかけになれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。



